日米の比較 2014 10 18

書名 CURIO MAGAZINE キュリオマガジン2014年10月号

 貴金属アナリストの亀井幸一郎氏は、
月刊誌のなかで、こう述べています。
「IMFも日本の救済はできない」
 1000兆円を超える国の借金に関して、
国債の発行は、過去の借金の借り換えだけで、
年間120兆円を超える規模となっている。
 それに対して、IMF(国際通貨基金)が、
財政危機に陥った国に使える基金は、
総額100兆円とされる。
つまり、IMFも日本を支えることはできない。
 一方、日本は、
対外純資産の保有額が世界一であるが、
その日本が、お金に困れば、
外国に置いてある資金の回収に取り掛からざるを得ない。
 それだけで、ニューヨーク市場のみならず、
世界の金融市場は、大混乱に陥るのではないか。
(引用、以上)
 そういうわけで、欧米諸国は、
内政干渉と知りながら、
日本に対して、財政再建を説くわけです。
 欧米の金融市場が日本の「大津波」に襲われたら、
ギリシャ危機から拡大した欧州危機のような軽傷では済まないでしょう。
 亀井氏は、こう言います。
経済規模では、ギリシャは、
日本の一部である埼玉県よりも少し小さい規模である。
 そのギリシャ危機が、
ユーロ崩壊につながるとされたのは、記憶に新しい。
 ところで、キュリオマガジンとは、
アンティーク・コインや切手の月刊誌です。
 10月号では、江戸時代において、
両替商が用いた道具の解説が興味深い。
多くの人は、日本史の教科書で見たかもしれません。
 ところで、アメリカというと、
何を連想するでしょうか。
経済大国、軍事大国でしょうか。
 実は、アメリカは、コイン大国です。
大柄なアメリカ人が、
小さなコインを集めている姿を想像できませんが、
日本人からすれば、実に不思議なことです。
 一方、日本は、現金大国です。
現行通貨を銀行に貯金するのが、主流です。
 さて、アメリカ人が、どのようなコインを集めているか。
一般的な家庭では、モルガン・ダラー銀貨やハーフ・ダラー銀貨です。
 私は、ダニエル・ブーンのハーフ・ダラー銀貨が好きです。
ダニエル・ブーンというと、日本人は知らないでしょうが、
アメリカ人ならば、誰もが知っているでしょう。
ダニエル・ブーンとは、アメリカの開拓者精神を象徴する人です。





























































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